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★[感想]未来少年コナン


[ 紹介 ]

●1978年放映、NHK初の本格アニメーション、現在再放送中。

●戦争で崩壊した世界、太陽エネルギー、テレパシー。レトロな魅力たっぷりのSF、宮崎演出の魅力がぎっしり








[ 感想 ]

◆コナンと言っても

宮崎駿演出の傑作アニメ、「未来少年コナン」が再放送されています。本放映の第1回は1978年4月4日の放送、27年も前です。舞台は2008年、戦争により文明が崩壊した後の世界。武器を捨て自然とともに生きようとする者。再び武器を取り世界を支配しようとする者、両者の争いの中、襲いかかる地殻変動、そして浄化されていく地球。巨大ロボットや異星人が出てこない、超能力もテレパシーくらい、レトロな雰囲気漂う近未来SFです。戦闘員の服装の地味さと言ったら…。
(^_^;

毎回きちんとある見せ場、複雑に張り巡らされ伏線、そして映画のような作画クオリティに唸ります。人の動きや感情の機微、その表現のディテールに驚きます。物理法則を無視した超人的な動きのコナン。健気(けなげ)だが、凛とした強さを持つラナ。思わず応援したくなる、感情移入せずにはいられない、強力なキャラクター達には脱帽です。







◆第19話 大津波(前半)

ここまで、たくさんあった名場面。でも今回は第19話、大津波のストーリーを紹介します。
ハイハーバーを占領したモンスリー、狙いは太陽エネルギーの秘密を握るラオ博士。村人たちは彼をおびき寄せるための大切な人質。なんとかエネルギーを手に入れ、インダストリアを復活させねば。

しかし前回、コナンがガンボートを破壊、形勢が不利に。意気消沈の戦闘員たちを叱り飛ばすモンスリー。一息付く彼女、その耳に入る鳥たちの囀(さえ)ずり。庭に出るモンスリー、溢れる日差し。

ここにはインダストリアにはない自然がある。そこに一匹の犬が、犬がまだ生き残っていたなんて。
場面は回想シーンへ。飼い犬と戯れる少女、犬を追い、丘に登る幼い日のモンスリー。突然現れるギガントの編隊、気が付くと当たりは火の海、そして襲いかかる大津波。…モンスリーにこんな過去があったとは。

一方、洞穴に身を隠していたラナ。海の異変を感じ、コナンの元へと走ります。







◆第19話 大津波(後半)

バラクーダ号の引き上げ阻止に向かうコナンとガル。引き上げのために浜辺に集められた村人たち。異変を知らせに走るラナでしたが、敵に見つかり捕らわれの身に。心の中で叫ぶラナ、「コナン、海を見て」。爆薬を仕掛ける中、その声に反応するコナン、「ラナが呼んでる」。その時大きく傾ぐバラクーダ号。異常に気付くコナン、おかしい…、海が静かすぎる。
ダイスに助け出され、再び知らせに走るラナ。今度は声を大に叫びます。

「コナン、海を見て!」。
「うん、海を見る」、すぐさまマストの天辺に登るコナン。海は遥か彼方まで引き、その先に巨大な波。
「逃げろ!津波がくる!」村人たちに叫ぶコナン。
「動くな!そんなウソに騙されるとでも思っているの?」とモンスリー。銃口を向けるモンスリー、たじろぐことなく彼女に近付くコナン。その時、津波はもうすぐそこに…。








◆冴える宮崎演出

子供向けとバカにしてると、足元をすくわれる面白さ。じっとしていたのに、少しづつ揺さぶられ、最後はその反動で投げ飛ばされる感じ。例えば、今回のタイトルでもある大津波。その猛威まで、繰り返し前触れ、兆しが現れます。

モンスリーの回想シーンの大津波。潜んでいたバラクーダ号から逃げ出すダイス、途中、海に背が立つのに驚く、随分と潮が引いたなぁ。生け簀の中を覗くダイス、その鼻をかじり、騒ぎだす魚、それを見て岸辺に出るラナ、テキ(鳥)がいないことに気が付き、事の重大さに気付くラナ。海が浅くなりすぎているとコナン。何年かに一回はこのぐらい引くことがあるんじゃとガル。よい具合に潮が引いたとモンスリー。バラクーダ号が傾いで、海に落ちるドンゴロス。鼻をつまんで下に落ちるが、下にはすでに海がない。海が浅いと騒ぐ村人。そして3回繰り返される、ラナからのテレパシー。初めは空耳と言われ、黙るコナン。繰り返しコナンを呼ぶラナ。3度目、コナンはスクっと立ち上がり、一目散にマストを登ります。見るともう遥か彼方まで引いている海、そして一気に襲いかかってくる大津波。

徐々に迫る危険に、気付かない、おかしいなと思う、既に大変なことになっている、そして大慌て、大混乱。ああそういえばと見てる側も感じ、気が付くとその混乱の中に自分もいます。演出の妙。きっと気付いていない仕掛けがまだまだあるに違いない。
(O_o)


全26話、13時間のロングストーリー。映画と違い、じっくり描き込まれた物語。もう残りは7話分、そう思うとちょっと寂しい気持ち。心がこんな~に震えるのはなぜ~♪いろいろ勉強になります。







[ オープニングナレーション ]

『西暦2008年7月、人類は絶滅の危機に直面していた。核兵器を遙かに超える超磁力兵器が、世界の半分を一瞬にして消滅させてしまったのだ。地球は大地殻変動に襲われ、地軸はねじ曲がり、5つの大陸はことごとく引き裂かれ、海に沈んでしまった・・・。』








[ 放送リスト ]

第1話 のこされ島
第2話 旅立ち
第3話 はじめての仲間
第4話 バラクーダ号
第5話 インダストリア
第6話 ダイスの反逆
第7話 追跡
第8話 逃亡
第9話 サルベージ船
第10話 ラオ博士
第11話 脱出
第12話 コアブロック
第13話 ハイハーバー
第14話 島の一日
第15話 荒地
第16話 二人の小屋
第17話 戦闘
第18話 ガンボート
第19話 大津波
第20話 再びインダストリアへ
第21話 地下の住民たち
第22話 救出
第23話 太陽塔
第24話 ギガント
第25話 インダストリアの最期
第26話 大団円






[ スタッフ ]

原作/アレグサンダー・ケイ『残された人びと』より
制作/本橋浩一
制作管理/高桑充
企画/佐藤昭二
プロデューサー/中島順三、遠藤重夫
キャラクターデザイン/宮崎駿、大塚康生
場面設定・大道具/宮崎駿
場面設定・小道具/大塚康生
演出/宮崎駿
作画監督/大塚康生
美術監督/山本二三
色指定/保田道世
撮影監督/三沢勝治
音楽/池辺晋一郎
録音監督/斯波重治
企画・製作/日本アニメーション株式会社







[ キャスト ]

コナン/小原乃梨子
ラナ/信沢三恵子
ジムシー/青木和代
ダイス/永井一郎
モンスリー/吉田理保子
ラオ博士/山内雅人
レプカ/家弓家正





~未来少年コナン~





φこの記事は 2005/03/21 に 東京つまみ食い にアップしたものです。








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